社畜をやりよると、残業ってほんまに不思議な存在なんよね。

やったらやったぶん金になることもある。

忙しい時期なんか、もう定時で帰れる空気ですらない。

「今日も残るか…」

「まあ今月厳しいし、少しでも稼ぐか…」

そう思って、自分に言い聞かせながらパソコンを閉じられん夜が続く。

でも、ふと思うんよ。

こんだけ残業しよるのに、人生ぜんぜん好転しとらんくない?

金がめちゃくちゃ貯まるわけでもない。

生活が一気に楽になるわけでもない。

むしろ疲れだけが溜まって、家に帰ったら何もできん。

気づけば「働くために生きちょるんか?」みたいな感覚になることもある。

わしも昔から、残業って頑張った証みたいに思い込もうとしたことあるんよ。

でも現実は、頑張れば頑張るほど余裕がなくなる時もある。

時間がなくなって、体力がなくなって、気力まで削られる。

それで少し給料が増えても、人生そのものがよくなった実感って、案外ないんよね。

今回はそんな、残業しても人生が好転しない社畜の現実を、山口弁まじりで正直に書いてみる。

「それなんよ!」ってなる人、たぶんかなりおると思う。

残業した日は頑張った気になる

残業した日って、なんか妙な達成感あるんよね。

周りより遅くまで会社に残って、

メール返して、

資料作って、

電話して、

バタバタしながらようやく終わった時、

「今日もよう働いたわ…」

ってなる。

実際、よう働いちょる。

それは間違いない。

定時で終わらん量をこなしよるんじゃけぇ、そりゃ疲れるし、頑張った感もある。

帰り道なんか特にそう。

外がもう暗くなっちょって、店の明かり見ながらトボトボ帰る時、

「自分、今日も戦ったな」

みたいな気分になる。

ちょっとだけ主人公感すらある。

でも問題は、その頑張りが人生を前に進めた感じにつながらんことなんよね。

その日やった仕事は、たしかに終わった。

でも自分の生活が良くなったかと言われたら、そんなでもない。

明日もまた仕事。

次の日もまた仕事。

残業したからって、未来が急に明るくなるわけじゃない。

ここがしんどいんよ。

頑張った実感はある。

なのに報われた実感は薄い。

努力がゼロではないのに、前進した感じがせん。

このズレが、社畜の心を地味に削っていくんよね。

増えるのは給料より疲労感

残業の見返りって、たしかにゼロじゃない。

残業代がつく職場なら、少しは給料が増える。

それは事実なんよ。

でも、その増え方と疲れ方が全然釣り合わんこと、ない?

1時間、2時間、3時間と残って、ようやく数千円。

もちろんその数千円は大事。

社畜の生活にとって、数千円は軽くない。

でもそのために失うもんも、かなり大きいんよ。

まず帰るのが遅くなる。

晩ごはんも遅くなる。

風呂入って、ちょっと一息ついたらもう寝る時間。

副業しようとか、勉強しようとか、運動しようとか思っても、体がついてこん。

気力がゼロなんよ。

つまり残業って、

今日の給料を少し増やす代わりに、未来の可能性を削ることがあるんよね。

これがまた怖い。

今月を乗り切るには必要。

でもそればっかりやりよったら、自分の時間がずっと育たん。

生活は延命できても、人生が育たん感じ。

まさにそこが苦しい。

社畜は疲れすぎると、考える力すら落ちる。

「このままでええんかな」

と思う余裕すらなくなる。

そして気づけば、残業するのが普通になっちょる。

これ、かなり危ない流れなんよね。

帰宅後に何もできんと自己嫌悪になる

残業が続くと、いちばんきついのはたぶんここなんよ。

家に帰っても何もできん。

ほんとはやりたいことある。

  • 副業もしたい。
  • ブログも書きたい。
  • 本も読みたい。
  • 筋トレもしたい。
  • 家計の整理もしたい。

未来のために、何かひとつでも積み上げたい。

でも現実は、帰宅した時点で電池切れ。

ソファに座ったら終わり。

スマホ見ながらボーッとして、気づいたら時間だけ過ぎちょる。

「やば、今日も何もできんかった」

ってなって、寝る前にちょっと自己嫌悪する。

これ、残業の本当のしんどさかもしれん。

仕事中の疲れだけなら、まだ耐えられることもある。

でも、自分の人生のために使いたかった時間まで消えると、急に虚しさが出てくるんよね。

会社のためには時間使った。

でも自分のためには何もできんかった。

この感覚、かなりしんどい。

社畜って、仕事で疲れるだけじゃなくて、

自分の人生を進められんことでさらに疲れるんよ。

これが積み重なると、焦りも出る。

同世代が何か始めとるの見て焦る。

SNSで稼いどる人見て焦る。

資格取った、転職した、副業始めた、そんな話を見るたびに

「わしも何かせんと…」

と思う。

でもその頃にはもう体力がない。

このループ、ほんまにキツい。

残業が当たり前になると感覚がバグる

 

最初は「今日は忙しいけぇ仕方ない」で済んどった残業も、続くと感覚がズレてくるんよね。

19時退社で「早く帰れた」と思う。

20時で普通。

21時でも「まあ今日はまだマシか」

みたいになる。

いやいや、全然マシじゃないんよ。

でもその環境におると、だんだん基準が壊れてくる。

周りも残っちょるし、上司もおるし、みんな疲れた顔で働いちょる。

それ見よったら、自分だけおかしいとは思いにくい。

むしろ「働くってこういうもんか」と思い始める。

これが怖い。

本来しんどいはずのことを、しんどいと感じる力まで鈍くなる。

体が重い。

朝起きられん。

休みの日も寝て終わる。

イライラしやすい。

でも「まあみんなこんなもんじゃろ」で流してしまう。

社畜の世界って、しんどさが標準装備になりやすいんよね。

でもほんとは、毎日ヘトヘトになる働き方が普通でええわけない。

自分の時間も、体力も、機嫌も、全部削って成り立つ生活って、長く続けたらどっかで無理が来る。

それを“根性”だけで何とかしようとするのは、だいぶ危険なんよ。

人生を変えるには残業より余白がいる

ここでようやく本題なんじゃけど、人生が好転する時って、たぶん残業を増やした時じゃないんよね。

余白ができた時なんよ。

余白っていうのは、時間の余裕でもあるし、体力の余裕でもあるし、心の余裕でもある。

たとえば1時間でも早く帰れたら、

晩ごはんをちゃんと食べられる。

風呂で落ち着ける。

少しだけブログ書ける。

家計簿を見直せる。

ストレッチできる。

早く寝られる。

これって派手じゃない。

でも、人生を立て直す第一歩って、だいたいこういう地味な余白から始まるんよ。

逆に、毎日残業でクタクタじゃったら、新しいことなんか始められん。

今の生活を回すだけで精一杯になる。

だから、残業して頑張ること自体を否定したいわけじゃないんよ。

必要な時もあるし、現実問題そうせんと回らんこともある。

でも、それをずっと続けても人生が変わらんのなら、どこかで考えんといけん。

「どうやってもっと働くか」じゃなくて、

「どうやって少しでも余白を取り戻すか」

こっちを考えた方がええ時もある。

社畜の悪あがきって、残業を気合いで乗り切ることだけじゃない。

自分の時間を守ろうとするのも、立派な悪あがきなんよ。

それでも残業するしかない日もある

ここまで言うたけど、現実には

「いや、わかるけど残業せんと回らんのよ」

って日もある。

それはほんまにそう。

忙しい時期。

人が足りん時。

トラブルが出た時。

納期が詰まっちょる時。

理想論だけじゃどうにもならん日もある。

社畜はそういう現実の中で生きちょる。

じゃけぇ、残業しちょる自分を責める必要はないんよ。

それはサボりでも甘えでもない。

むしろ、その状況でよう耐えちょる。

ただ、忘れたらいけんのは

残業は人生をよくする本命じゃない

ってことなんよね。

緊急避難にはなる。

今月をしのぐ助けにはなる。

でも、それだけで未来が明るくなるわけじゃない。

そこを勘違いすると、ずっと会社に時間を差し出し続けることになる。

だからこそ、しんどい中でもたまに立ち止まって、

「このままの働き方で、自分はどこへ行くんじゃろう」

って考える時間は大事なんよ。

答えがすぐ出んでもええ。

とりあえず気づくだけでも違う。

残業しても人生が好転しない。

そう感じたなら、それは自分の感覚がちゃんと生きちょる証拠じゃと思う。

まとめ

残業すると、頑張った気にはなる。

少し給料が増えることもある。

でもその一方で、体力も時間も気力も削られていく。

帰宅後は何もできず、未来のための行動まで止まりやすい。

その結果、働いちょるのに人生が前に進んどる感じがせん。

これが社畜のしんどさなんよね。

残業そのものが悪とは言わん。

必要な日もあるし、そうせんと回らん現実もある。

でも、人生を本当に変えるのは、残業時間の積み増しじゃなくて、

少しずつでも余白を取り戻すことなんかもしれん。

早く帰る日を作る。

帰った後に10分でも自分のために使う。

疲れすぎん働き方を考える。

そういう小さい積み重ねの方が、あとから効いてくる。

社畜は今日も働く。

残業する日もある。

でも、ただ削られるだけで終わらんように、どこかで自分の人生にも時間を戻していかんといけん。

それもまた、悪あがきのひとつなんよ。

給料日3日で金が消える社畜の家計簿給料日って、本来はうれしい日のはずなんよ。 「今月もよう頑張った!」 「ちょっとええもん食べようかな」 「欲しかっ...